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【データで検証】三重県内で婚活女性の思い描く「普通の男性(年収500万円↑)」との結婚は超難関?
こんにちは!
三重県津市と鈴鹿市を拠点に多くの方々を幸せにしている結婚相談所 HAPPY CREATE mie-fu(みえふぅ)アドバイザーの麻生です!
少し前に、婚活女性が思い描く「普通の男性」は余りに現実離れしていると話題になったことを覚えていますか?
やっぱり年収500万円以上はマストね!
身長も私より高い方がいいので170cm以上も追加!
大卒も追加で…学歴が低い人とは話のレベルが合う気がしません…
そんな奴どれくらいいるのかな…
婚活女性が語る普通の男性と三重県内で結婚するのはどれくらい難しいのでしょうか?
結論から申し上げると女性が想像している以上に狭き門です。
私たちプロしか持っていないデータも使って、検証したいと思います。
目次
そもそも婚活は女性が有利ではない
入会時に「高スペックの男性がたくさんいます!若いからどんどんお見合いが決まりますよ!」と言われたのに…
全然「普通の男性」とお見合いが決まらないんですよね…
そういった勧誘をする結婚相談所は無責任。結婚相談所業界全体では、男40%に対して女性が60%。実は男性が有利と言われています。
婚活は女性が有利と思い込んでいました。
東海地方は全国唯一の女性有利だったのも過去の話
三重県を含む東海地方は全国で唯一男女比が逆のため女性が有利といわれてきましたが、過去の話になりつつあります。
IBJで活動する三重県の20代~30代の男女比(令和3年4月1日現在)
単純計算をするとわずかに女性の方が余る計算。
30代で年収500万円以上は普通?
実際に30代で年収500万円以上の男性は果たして普通なのでしょうか。
これだけを見ると、確かに30代で年収500万円以上を「普通」と思い込んでしまう女性がいるのも仕方がありません。
しかし、これは人口の多い首都圏やそれに準ずる賃金水準の高い首都圏及び都会の30代が中心の数字と思った方が良いでしょう。
三重県を含む東海地方の平均年収は
同じサイトのデータを基に三重県の状況は以下の通りです。
三重県の男性の平均年収は429万円ですが、この数字は20歳から65歳を含みます。
基本給の高い40代以上の人も含まれてこの数字ということです。
三重県内の男性IBJ会員年収500万円以上の比率は20代33.3%、30代43.7%(令和3年4月1日現在)
一般的に見ると間違いなくIBJ男性会員の所得は高水準ですが、三重県内で30代の年収500万円以上男性が普通の存在と考えるのは危険です。
IBJで活動する三重県内の20代の事情
では、女性が三重県内でIBJに登録すれば、「普通の男性」(年収500万円以上、身長170㎝以上大卒)と結婚できる難易度はどれほどか検証します。
29歳以下の女性59名
↓
29歳以下で年収500万円以上の男性は10人
⇒競争率5.3倍
年収500万円以上+身長170cm以上男性は7名
⇒競争率8.8倍
年収500万円以上+身長170cm以上+大卒の3名
⇒17倍
伸びしろのある20代は年収400万円代、300万円の方が一般的。20代の「普通の男性」はかなり希少。
IBJで活動する三重県内の30代前半の事情
30代前半の男性の場合、29歳以下の女性53人と30歳~34歳が争う構図です。
29歳以下女性53人+30歳~34歳111人=164名
↓
30歳~34歳の内、年収500万円以上の男性は42名
⇒競争率3.9倍
年収500万円+身長170cm以上男性30人
⇒競争率5.46倍
年収500万円+身長170cm以上+大卒18人
⇒競争率9.11倍
正直勝てたら幸運という競争率です。
IBJで活動する三重県内の30代後半の事情
30代後半のハイスペックの30代後半男性の争奪戦には29歳以下の女性も参入してきます。
29歳以下の女性53人と30歳~34歳111人に加えて35歳~39歳の女性95人の計259名
↓
年収500万円以上の男性53名
⇒競争率4.88倍
年収500万円以上+身長170cm以上の男性は37人
⇒競争率7倍
年収500万円以上+身長170cm大卒男性は28人
⇒競争率9.25倍
ハイスペック男性ほど「出来る限り若い女性を!」とこだわるため、30代後半女性がアプローチしても苦戦を強いられます。
女性はどのように婚活をすべきか
以下の図は東海地方のIBJ内のデータで年齢と結婚のしやすさを表しています。
IBJの成婚白書2019より
平均値は100%なので、それを超えれば平均以上ということです。
男性は39歳以下であれば、軒並み成婚しやすい年齢であることを示しています。
女性も20代から30代前半までは平均を上回っているので、成婚しやすい年齢と言えます。
年収にこだわる余り、少し年の離れた男性とお見合いを組む女性もいますが、IBJで成婚した20代女性は平均4.1年上の男性、30代前半女性は平均で2.4歳年上の男性、30代後半女性は平均3.2歳年上男性と結婚しています。
年収を重視して年上男性とお見合いを組んでも、ジェネレーションギャップで盛り上がらない…
年が離れた男性は薄毛や体型の乱れが増えるのも辛いですね
と感じてしまう女性が多いということです。
最後にモノを言うのは相性と愛情。高年収の年上男性より年齢の近い男性を選ぶ女性は多いです。
30代後半女性は油断禁物!成婚率に陰り
30代前半までの女性は成婚率は高く、成婚しやすい一方、35歳~39歳の女性の成婚指数は平均割れ。
成婚率に陰りが見えます。
何も考えずに、同年代の年収500万円以上の男性ばかりを狙っていても、婚活で最強の武器となる若さをすり減らしてしまうだけになる危険性が高まります。
女性は男性を選ぶ立場と思い込んでいたのは勘違いだったんですね。
30代後半女性は短期決戦を!
30代後半女性が成婚するために、意識すべきは「成婚までのお見合い回数」です。
この年代の女性が成婚できるまでにこなすお見合いの回数は平均16回。
しかし、成婚した人のお見合い回数での最頻値は1~5回で在籍期間の最頻値も全年代で最も短い90日~150日。
成婚率が急降下する40歳を迎える前に「短期決戦で必ず決める!」と腹をくくった女性は短期で勝ち抜けていることを示しています。
お見合い回数、在籍期間共に、平均値と最頻値を比較すると、とにかく数をこなして長期間活動をする女性と短期で勝ち抜けていく女性の二極化の様相を呈していることがわかります。
それでもやっぱりハイスペック男性が諦められません。
とより条件の良い男性と出会うためにたくさんお見合いをこなそうとすると、自分が年を重ね、どんどん不利にもなっていきます。
子供を望む婚活男性が多いことに起因するのですが、女性は40代に入ると一気に成婚指数が下がります。
アラフォー女性が婚活を勝つためには、待ちの姿勢は捨て、自分から男性にどんどんお見合いを申し込んで効率的に成立させ、時には「ほどほど」のラインで折り合いをつけることも大切。
妥協ではなく、現実的な判断。そう思えるかどうかも勝負の分かれ目。
どうしても30代後半の女性が、男性の年収へのこだわりが捨てきれない場合は、自分の「若さ」を評価してくれる可能性がある40代後半男性にも積極的にアプローチをしていく必要があります。
ただし、先ほども指摘しましたが、40代男性は「出来るだけ若い女性がいい」と現実離れした年の差婚ねらいの傾向が強く、20代や30代前半の女性にお見合いを申し込む人も多いので、成婚率が低い点は意識をすべきです。
また、女性自身も男性の「老い」を受け入れられないケースが少なくないのも前述のとおりです。
恋活でチヤホヤされた思い出や無意味なプライドは捨てて、自分からどんどん動いて幸せをつかみます。
結論=三重で「普通の男性」と結婚するのは難関
女性が優遇されるマッチングアプリや婚活イベントのせいで、「婚活は女性が有利」と思い込んでいる人が世の中にたくさんいますが、全くそんなことはないことを分かって頂けたと思います。
マッチングアプリや婚活イベントでなぜ女性が有利かというと、彼女は何人作っても、犯罪ではないからです。
お金があってイケメンでコミュニケーション能力の高い男性や最悪の場合は既婚者が勝ち抜けせずに、肉体関係目的で利用していることもそう珍しくありません。
つまり、恋活やライトな婚活の場合は、女性が男性に提供するものの価値の方が高い(リスクが高い)ため、必然的に優遇されているのです。
対して、結婚に向かってより真剣に活動しなければならない結構相談所では、男性は一人の女性をパートナーに選んで、責任を取らなければいけません。
また、しっかりと交際状況を管理されているので、ルールを破ったり、不正はできません。
肉体関係(婚前交渉)が解禁されるのも、晴れて成婚してからです。
女性が安心できる制約を守り、本気で婚活している男性しかいないので、数が少なくなるのは当然です。
「女性が有利」と恋活と同じ感覚のまま、結婚相談所で婚活を始めてみても思うように結果が出ないと感じる女性が多いのもこのギャップのせいです。
自分が男性を選ぶという意識は捨て、男性から選ばれるためには、どうすれば良いのかを考えましょう。
プロフィールのつくり込みが重要
男性のニーズを読み解いて、ターゲットとなる男性の心に、深く刺さる内容にプロフィールをつくりこんでいかなければ、同性の強力なライバルたちとの戦いで、勝ち目はありません。
特に「普通の男性」との結婚を望む場合は以下の点に気を付けるべきでしょう。
・プロフィール写真は、それなりにお金をかけてプロに撮影してもらい万全にする。
・「料理上手」や「家庭的」な女性は人気だが、それだけでは同性のライバルと差別化できない。
・向上心の強いハイスペック男性を狙う場合は、女性にも経済力(共働き)を求める傾向があるため、働いて一緒に家計を支えていく意志を示す。
プロフィールは完成したら終わりではなく、男性の反応を見ながらアップデートすること!
女性は現実を受け入れた婚活を!
女性の夢と希望を壊す話ばかりをしましたが、これが現代の婚活の現実。
女性に夢と希望だけを語って、婚活を始めさせるのはプロとして余りに不誠実だと私は感じています。
婚活女性の考える三重県内の「普通の男性」と結婚できる難易度を示しましたが、実際には容姿や居住地といった条件も絡んでくるため、競争率は更に上がる可能性は高いでしょう。
難関に挑むことになりますが、現実を受け入れて、自分がどう動くべきか考えることこそが、婚活の本質ともいえます。
自分の可能性を信じて努力すれば道は拓けると思うので頑張ってください!
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