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44歳からのイクメン生活① 不妊治療を乗り越え、待望の第一子
こんにちは!
三重県津市と鈴鹿市に拠点を持つ結婚相談所 HAPPY CREATE mie-fu(みえふぅ)の麻生です。
私ごとですが今年44歳、妻は41歳ですが先月待望の第一子を授かりました。
不妊治療の胚盤胞移植を繰り返すこと実に11回でした。
金銭的、精神的な苦労はありましたが、チャレンジしてよかったというのが今の気持ちです。
婚活している皆さんもアラフォーの方が多いので少しでもご参考になればと私の体験談をまとめさせて頂きます。
厳しい不妊治療
私が結婚したのは2014年で35歳の時。
子供を授かるまでに9年ほどかかりました。
というのも、結婚前に妻が婦人科系疾患になってしまい、治療のために女性ホルモンの分泌を止めるので子供を授かることが難しいのは結婚前から分かっていました。
でも、私は妻から病気になったという話を聞いた時も、全く気持ちは変わりませんでした。
そんなことで見捨ててしまうような相手であれば初めから人生の伴侶足りえないからです。
しかし、3年ほど前、病気の経過が好転したので治療を中断し、不妊治療にチャレンジしてみないかというお話になりました。
私は正直なところ、どちらでもよかったのですが、妻は年齢的にも最後のチャンスと感じており、「我が子を抱くのが夢」と強い意志を持っていたので治療をスタートしました。
不妊治療は、第一段階の一般不妊治療(タイミング法と人工授精)から段階を踏んで、治療の内容をステップアップさせていくのですが、我が家の場合は治療を中断させているという経緯があったため、初めから第二段階の高度生殖医療を受けることになりました。
具体的には採取した卵巣から取り出した卵子を精子と受精させ、体外で育ててから胎内へと移植する胚移植をしました。
こう聞くと、簡単そうですが全くそうではありません。
例えば、採卵をするためには排卵日の前に、毎晩病院に通って注射を受けなければなりません。
また注射や採卵も痛みが伴うので、精神的にも肉体的にも過酷です。
うちの妻は一回の採卵で十分な量を確保できたので、そこは救いでしたが、中には1個しか採卵できなかったり、全く採卵出来ない人もいます。
採取した卵子と精子で受精卵を培養し、胚にまで培養し、冷凍保存をし、グレードの高い胚から随時移植していくのが胚盤胞移植です。
全ての不妊治療の中で最も子供を授かる確率が高いですが、一回当たりの費用は数十万円と非常に高額です。
私たちが治療を始めた当時は保険適用ではなかったため、最初の一回は30万円の補助金が出ましたが、2回目と3回目は補助金が10万円になり、それ以降は全額自費という形で治療を続けてきました。
昨年4月からの保険適用の恩恵を受けたのは最後の一回だけだったので、トータルでかかった金額はかなりの額に膨れ上がっていました。
心のダメージがつらい
しかし、不妊治療が本当に辛いのは金銭以上に精神面です。
毎回移植をした後、胚が着床しなかったり、流産した場合はその事実を医師の口から毎回告げられるので精神的なダメージは計り知れないからです。
一回の流産でも心を病んでしまう女性も珍しくないのに、それを何度も繰り返すのはいわずもがな…
私たちの場合も、細かい経緯を省くと10回は失敗したので、妻は毎回涙を流し、「なんで」と心を深く傷めることが続きました。
結局のところは、今の医学では、分からないことが多い分野なのでチャレンジするしかないのが、この治療の辛いところでもあります。
男性の私には妻の辛さを本質的に理解することは不可能なので、私にできることは妻の隣で前向きになれるように寄り添うことくらいです。
それでも、お互いの行き場のない感情がぶつかってしまい、口論になることも少なくなかったです。
そんなこんなを繰り返して、ようやく胚移植11回目にして待望の我が子を授かることが出来ました。
結婚=子供を授かるわけではない
この経験を経て改めて実感したのは、子供を授かるということはとても大変だということです。
そして、子供を授かることありきで、結婚をする危うさを改めて感じました。
結婚と子供を授かることはイコールではないというごく当たり前の事実を認識していない男性は意外と多いです。
男はいくつになっても子供をつくれますから!
不妊症の4割は男性が原因と言われ、年齢と共に精子の質も落ちていきます。そう豪語するのであれば病院でブライダルチェックくらいは受けておくべきです
アラフォーで結婚するカップルもそう珍しくない中で、子供を望む婚活女性たちは出産に対して大きな不安を抱えていることがほとんどです。
アラフォー世代の婚活男性は、この女性たちの心情に寄り添う姿勢と例え子供が出来なくても二人で仲良く暮らしていくという決意こそが求められることは間違いありません。
また、脅すわけではなく、本気で不妊治療に取り組には、金銭的にも、精神的にも、肉体的にも相応の負担を背負う覚悟が求められます。
婚活をしていく上での参考になると思い、私たちの不妊治療から子供を授かるまでの足跡をまとめてみました。
次回以降は、44歳で始めた育児についてもお伝えできればと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました