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「晩婚化」は幻想!婚活を始める時期を見誤るな!
こんにちは!
三重県津市と鈴鹿市に拠点を持つ結婚相談所「HAPPY CREATE mie-fu(みえふぅ)」のチーフアドバイザー麻生純矢です。
私自身もデブ・ファッションセンスゼロ・オタク・女性と上手く話せないの四重苦を抱えていましたが、良き友人との出会いと必死の努力で乗り越え、婚活を成功させました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱える人や、上手く異性にアプローチが出来ないサブカル好き婚活者と同じ目線にサポートで着実な成果を挙げています。
おかげさまで成婚率70%超を維持しています。
※成婚者は入会者総数の内、成婚退会者と通常退会者の割合によって計算
それでは、今回のテーマは「晩婚化」について語って生きます。
大きなテーマなので直接婚活に関係ないように思いますが、婚活をする人にも密接に関係があります。
晩婚化の捉え方を誤ってしまうと婚期を逃しやすくなる可能性があるからです。
結論から申し上げると、世間一般に言われるような晩婚化は幻想ということです。
でも実際に結婚した人の平均年齢は上がってますよね?
良いところに気付きましたね!そこに罠が潜んでいますので詳しく解説していきます。
目次
晩婚化とは?
まず晩婚化の定義を説明すると、結婚した全ての人の平均年齢が高くなることを言います。
そして、晩婚化の指標になるのが「平均初婚年齢」です。
これは、対象となる1年間で初めて結婚する人たちが何歳で結婚したかをまとめて平均を割り出した数字です。
厚生労働省が発表している「人口動態統計」を基に割り出した年間婚姻数のピーク付近である1975年の平均結婚年齢は
男性27.0歳
女性24.7歳
それと比べて晩婚化が進んでいると言われる2019年は
男性が31.2歳
女性が29.6歳
やっぱり晩婚化してるじゃないですか!
確かに男性が4.2歳、女性が4.9歳アップしていますが、世間が言うような晩婚化が起こっていないという確かな理由があります。
初婚で結婚する人たちの平均年齢がアップしており、これこそが晩婚化の原因と言われます。
晩婚化が幻想である証拠はこれだ!
晩婚化は統計データのミスリードから生まれた幻想だと私が感じている根拠はこちらの資料です。
これは内閣府男女共同参画局が公開しているニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャーの天野馨南子さんによるデータ解説で非常にわかり易くまとめられています。
読むのが面倒という人に向けて要点を簡単に解説すると、
晩婚化が幻想である理由は婚姻総数の減少する一方で、高齢者のシニア婚の増加によって、平均初婚年齢が押し上げていることにあります。
1972年では婚姻数は約110万組、2019年には60万組を割り込むまでに減少。
その一方で、全体としては少数とはいえ、60歳代や70歳代など年齢の数字が大きい人たちが増えているので、平均初婚年齢が数歳引き上がってしまうというからくりです。
実際には結婚する人たちのピーク(最も結婚する人が多い年齢)は昔とさほど変わっていないため、
2019年の初婚男性のピークが27歳
2019年の初婚女性のピークが26歳
となっています。
先ほど紹介した動燃の平均初婚年齢の男性31.2歳、女性29.6歳と比較すると、男性が4.2歳、女性が3.6歳のズレが生じてしまっています。
これら数字から分かるのは、実際の結婚適齢期は、ピーク年齢の前後ということ。
平たく言えば「今も昔も結婚する人たちの中心層の年齢は大きく変わっていない」といえるでしょう。
男女共に平均初婚年齢に達する年齢になると、約7割が婚姻届けを提出済みとなってしまいます。
晩婚化という言葉を真に受けて、平均初婚年齢辺りから婚活を始めると残り3割に滑り込む厳しい戦いになるということです
そして、男性は39歳、女性は35歳で9割が婚姻届けを提出済みになってしまいます。
アラフォー婚活は残り1割の椅子を奪い合う厳しい戦いになるわけです。
婚活のピーク年齢と平均初婚年齢のズレによって、晩婚化という幻想が生まれていることは理解して頂けたと思います。
これまでの話をまとめると、多くの婚活をしている人は、こういった現実を知らないまま、結婚する難易度が高い年齢から婚活をスタートしているという状態に陥っているということです。
婚活は男女ともに若さが大事
晩婚化から少し話を広げますが、
男性にも子供を授かるピーク年齢があることは知られていません。
統計的に見ると第1子を得た男性の最も多い年齢が30歳、第2子が32歳、第3子が35歳となっています。
いやいや男性はいくつになっても子供を授かれるでしょ
その認識の甘さが結婚を遠ざける原因にもなります
その理由としては、男女ともに結婚相手に若さを求める傾向にあるからです。
出来るだけ若い女性と結婚したいです
同年代(三歳差以内)の男性と結婚したいです
こういったニーズは普遍的ですが、男性は女性に絶対値の若さ(例…自分が40歳でも20代と結婚したいと思う)を求める傾向が強く、女性は相対値の若さを求める(例…自分が40歳であるなら、相手もそれと近い年齢が良い)傾向にあります。
つまり、出産適齢期の女性と結婚したければ、女性の年齢に近い男性が有利ということです。
先ほどのリンク先にもまとめられていますが、近年の初婚同士の夫婦の平均年齢差は1.7歳で昔よりも年齢が縮んでいます。
内訳は20%以上が同い年。
妻が1~3歳年上という夫婦も18%と珍しくありません。
若い男性であれば、同い年や年上の女性でも、絶対値で若いため、許容できます。
27歳の男性は、一つ年上の28歳の女性を許容できるケースは多いです。
しかし、37歳の男性が38歳の女性を許容できるケースは激減します。
同じ年齢差なのに、ミスマッチが発生するのは何とも皮肉です。
自分が40歳、50歳を超えているにも関わらず、子供を望むために、年の離れた若い女性との結婚を望む男性が後を絶ちません。当然そのほとんどが挫折して生涯独身の道を選択せざるを得なくなってしまいます。
統計的に、残り1割に滑り込む戦いをしていると考えると、非現実的な相手を望むことがいかに不毛かが理解できるはず。
晩婚化が幻想であるという現実から導き出した最適の婚活法は
「自分が若ければ若い相手と結婚し易いので、できるだけ若いうちに婚活を始める」。これにつきます
晩婚化という幻想を振り切って
晩婚化という言葉がデータのミスリードから生まれた幻想だとご理解頂けたと思います。
のんびり構えていると、婚活が難しくなってしまうのが最も恐れるべき事態です。
ニッセイ基礎研究所とマッチングアプリのペアーズを運営するエウレカのが実施した既婚者と未婚者を対象にした共同調査「この年齢までに結婚したい・したいと思っていた年齢」では
未婚男性が34.98歳に対して既婚男性は30.81歳で4.18歳差
未婚女性が33.54歳に対して、既婚女性は28.34歳で5.2歳差
と大きな年齢差が浮き彫りとなっています。
既婚男女は未婚男女と比べると早い段階から、結婚というゴール設定をして動き始めていたかがわかります。
繰り返しになりますが、結婚したいと思っている人たちは、男性が27歳、女性は26歳が結婚数のピークということを頭に入れておくべきなのです。
ただし、平均初婚年齢を超えてからの婚活でも、素敵なパートナーを見つけられます。
初めから難易度が高いことを認識し、徐々に目減りしていく資産である若さを効率的に使う精度の高い婚活をするのが成功へのカギです。
まかり間違っても、「出来れば自然な出会いがいいんだよ…」という受け身な考えではパートナーを見つけるのは不可能に近いでしょう。
飲み会や趣味の集まりでも良いので、様々な場所に足を運んで交友関係を広げたり、婚活パーティーやマッチングアプリなど、自分の可能性を最大限試すことが必要です。
弊社のような結婚相談所もは、平均初婚年齢を超えて、難易度が上がっている婚活を成功させやすくするための存在と言い換えることができます。
婚活のプロによる的確な助言やサポート、結婚する意思を持った人が集まる環境で、効率よくパートナー探しができます。
高校や大学の受験勉強は独学でももちろん、志望校に合格できます。
しかし、塾や予備校で効率よく勉強して、合格できる可能性をアップさせるのとよく似ています。
繰り返しになりますが、晩婚化という言葉に惑わされず、これを読んでヤバイと思ったのであれば出来るだけ早く婚活を始めることをお勧めします。
「いくつになっても今日が一番若い」ということをお忘れなく!